依頼する場合のデメリット

リース契約でホームページ制作を依頼する場合のデメリット

ホームページ制作会社の中には、リース契約という形態で顧客のホームページ制作を行うことがあります。これはどのようなものかというと、ホームページを作るという契約とホームページを作るためのソフトウェアやパソコンなどを客にレンタルするという契約が一緒になっているというものです。
リース契約を行わないホームページ制作会社の場合は、ホームページ関連のファイルを客に納品して契約が終わるか、あるいは、制作とホームページの管理費がセットになっていて、制作後は管理を行うという形態になっていることが多いです。この場合、ホームページを持っているのは当然、客ということになり、制作会社はあくまでも管理のみを行っていて、ホームページを所持しているわけではないということになります。
では、リース契約を結ぶホームページ制作会社と、制作、または制作と管理を行う会社では、どちらを選んだ方がいいのかということですが、基本的にリースというのはリスクがあります。
たとえば、5年契約でリースを行うとなった場合ですが、契約後にレンタルされるパソコンなどは、5年後にはかなり古い物になってしまいます。また、制作されたホームページ自体も、客の物ではなく、制作会社の物となっていることがあります。この場合、客がホームページが運営されているサーバーを別のサーバーに変えたい、あるいは、ホームページの作り方を独力で覚えたいのでカスタマイズしたいと思っても出来ないという可能性が高くなります。制作会社の物、つまり他人の物を自分の物として扱うのは無理ということです。
また、ホームページ制作会社がなくなってしまったらどうするかという問題があります。ホームページ運営に必要なファイルをすべて譲り渡してくれればいいですが、サーバーからファイルをすべて削除してしまうということもあり得ます。また、独自ドメインで運営していた場合、そのドメインを所持しているのも制作会社ということになるので、ドメインを譲ってもらえない限り、同じドメインでホームページを継続していくのは難しくなります。
上記のように、リース契約というのは契約直後には存在しないものの、何年か経つと出てくる問題というのがいろいろとありますので、契約する際には充分注意しましょう。
リースは不安だけど、ホームページの管理はしてもらいたいという場合は、ホームページのファイルもドメインの名義もすべて依頼者に渡してくれて、制作と管理だけ行う會社に頼んだ方がいいでしょう。